まちの課題をまちの力を集結して解決するまちの専門家集団
新型コロナウイルス感染症の流行により、私たちはニューノーマルな生活スタイルに慣れてしまいました。多くの人たちは、目の前の店舗ではなく、ネットで購入したり、現金ではなくキャッシュレス払いをわざわざ選択することも当たり前になりました。このようにコロナ禍により、オンラインが一段と日常化しました。オフラインとオンラインの境界はもはや曖昧になり、以前より意識することが無くなっています。言い換えれば、どちもそれぞれに価値があるものとして認知され、必要に応じて自由に選択するものだ、という機運・認知が広がったと言えます。 例えば観光事業においてはオフラインだけのものである、私たちはそう信じてきました。しかしその固定観念を少し疑ってみる必要があるのかもしれません。新たな観光の潮流を読み解くカギは、まずは私たちの固定観念を超えることから始める必要があります。 台湾のデジタル大臣であるオードリー・タンは、未来の準備をしなければならないという文脈の中で「ITとは機械を繋げるもの、デジタルとは人と人を結びつけるもの」と述べました。ここでは、デジタルという翻訳可能で連携を作るのにふさわしい言語の存在により、「点」として存在していた課題とニーズが結びつけられ、人々を幸せにするという意味で使われています。この言葉を踏まえると、北九州の課題は、もっと深く顧客を知り、ニーズを踏まえたうえで、顧客の体験の中で「点」と「点」を繋げて見せることができているか?という問いに見えてくるのです。 私たちは今、不確実性に満ちた時代を生きています。しかし予測困難な環境であっても、先を見越した意思決定や戦略立案は欠かせません。今回私たちは、点在する魅力を如何に顧客目線、顧客体験の中で、有機的につなげられるのか、そのような観点で事業を計画します。
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